-祈るように、暮らしの隙間に寄り添う

「できることは、ただやるだけです」

先日、在宅医療の現場に立つ先生と、お食事をご一緒する機会がありました。

その先生のお宅には、不在時に家政婦として、私がお伺いしているお宅です。

その日、会話の中で先生がおっしゃった言葉が、心に残っています。

「チャコが時間を使ってくれている感じがよく伝わってくるよ」

私は、自然とこう返していました。

「やれることはやりたいと思っています。

先生だって、きっとそうでしょう? やれることは、迷いなく全力でやる方だと思います」

そのときの先生のふと見せた表情が、今も忘れられません。

威厳でも自信でもない。

ただ、目の奥にまっすぐな光を宿していて、

「そういうものよ、当然でしょ」とでも言うような、

揺るぎない美しさがそこにありました。

ああ、この方は人の命の最前線に真っ直ぐに立っていらっしゃる。

そんな確信のようなものが、胸にすっと入ってきたのです。

——お互い、職種はまったく違うけれど、

どうしても、届かない場所があるという点について、考えさせられました。

——できる限りのことを、ただやる。

というのは、どうすることもできない現実に囲まれているからこそ。

だから、せめてこれだけはお手伝いさせてほしい——

そんな祈りのような気持ち。

在宅医療の現場、介護の現場、

制度の限界、時間の限界、保険の枠——

できることには、どうしても線引きがあります。

「わかっていても、ここからはもう何もしてあげられない」

その想いを、医師や介護職の方々は日々抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

私たちChakottの家事代行もまた、

暮らしの側にあるからこそ、

そうした“届かない現実”に、日々向き合う場面があります。

医療の現場、介護の現場に、家事代行も仲間に入れてほしい。

限界を知っているからこそ、補い合える関係を作りたいのです。

一人では届かない場所も、手をつなげば届くかもしれない。

そんなつながりが、現場にもっと生まれたらと願っています。

みんなで力を出し合う。

そうすれば、私たちのこれからの暮らしは、

もっと豊かで、穏やかで、幸せになるのではないかと思っています。

家事代行と聞くと、

「どこまでお願いしていいのかな?」と迷われる方もいらっしゃいます。

Chakottでは、まずはゆっくりお話を伺うところから。

ご相談だけでも大歓迎です。

日々のちょっとした「困った」を、

少しでも軽くできたらうれしいなと思っています。

どうぞお気軽に、ご連絡くださいね